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    <title>Brindille</title>
    <link>https://spirallab.kashi-hondana.com</link>
    <description>Brindille・小説更新情報</description>
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    <copyright>Copyright ©2026 Maurice.</copyright>
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      <title> - 咲き綻ぶは幽玄なる</title>
      <link>https://spirallab.kashi-hondana.com/author/page/416/section/8936</link>
      <pubDate>Sat, 02 Apr 2022 11:37:00 +0900</pubDate>
      <description>地方都市にあるオーセンティック・バー『Ｍａｇｎｏｌｉａ』に夜ごと集うは、ヤクザの後継や人気の歌舞伎役者、新進気鋭の人形作家など。店主である木蓮とは旧知の悪友どもだった。不惑を迎えなお臈長けた容姿を持て余す主人公は、やがて自らのあずかり知らぬ運命に翻弄されていく。出生の秘密と家族の抱える闇。周囲の幸福を望むは生来の性質か。それとも、溢れんばかりの愛ゆえか――。
悪友らに愛を注がれ幸福に生きた木蓮が、最後に孤独な鬼を愛するは必然だった。

※本作は、2０21年10月に発行された『座敷牢アンソロジー』に寄稿した作品となります。
※本作には特殊設定が多々あります。タグをご確認下さい。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　ひとの気配に、グラスを磨いていた手を止めた。
「おかえりなさい」
　と声を掛ければ、すっかり白いものが増えたロマンスグレーの彼が、目元に皺を深く刻んで僕に笑ってみせる。
　妖艶を滲ませる切れ長の瞳が、まろく崩れるそのさまが僕は好きだ。
「ただいま、木蓮」
「とうとう引退ですね。今まで実に長くご活躍でしたのに……。僕はまだ惜しい気持ちがしますよ。貴方の舞台をもっと観ていたかった」
「――もう、脚が限界でね。これでも、君のお陰で随分と｜保《も》ったほうなんだ。ありがとう」
「お礼を言われることなんて何も。僕は貴方を応援したかっただけですから。――｜信乃《しの》さん、お疲れさまでした」
「これからはずっと君の傍にいられる。それが本当に嬉しいんだよ」
　歩み寄り彼の手を取れば、信乃さんは、老いてなお美しい｜顔《かんばせ》を絢爛に笑み咲かせた。
「僕もですよ」
　と、愛しいひとにくちづければ、それ...]]></content:encoded>
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      <title> - シロツメクサ</title>
      <link>https://spirallab.kashi-hondana.com/author/page/417/section/8947</link>
      <pubDate>Sat, 02 Apr 2022 11:23:00 +0900</pubDate>
      <description>生まれた時から一緒にいた幼馴染。華やかな世界で活躍する君の隣に、平凡な僕は相応しくない。純白に輝く花を引き立てる一葉のままでいられたらよかったけど、言葉にならない焦燥が僕を苦しめる。いつも特別扱いしてくれてありがとう。君を捨てる僕を、どうか赦さないで――。

※2018.07.25初出</description>
      <content:encoded><![CDATA[　成人年齢が十八歳に引き下げられる事が正式に決まった日。
　僕は、幼馴染みを捨てることにした。


　『騙してごめん。
　　このまま一緒にはいられない。
　　僕を探さないで。』

　一緒に住むつもりで用意されたマンション。
　そこに、一枚のメモと合鍵だけ残して僕は彼の前から消えた。

　忙しい彼を欺き、一旦運び入れた荷物を、本当の、僕だけの新居に移すのはとても簡単だった。
　引っ越し業者には、ストーカー被害を仄めかした。
　家族には「彼と距離を置きたい」と告げたら分かってくれた。
　僕たちの関係は、そんな簡単な言葉で理解されるくらい異常だったのだと思い知らされるようで、僕は、新幹線の座席に背を預けながら乾いた笑みを溢した。
　母の、罪悪感と憐憫を滲ませた寂しげな笑顔を振り切るようにして、僕は十八年間過ごした実家を出た。
　彼を捨てることは、自分の過去の全てを捨て去る事と同義だった。僕は空っ...]]></content:encoded>
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